四合院レストラン「窅家菜(れいかさい)」
「窅家菜(れいかさい)*1」は、知る人ぞ知る名店で、世界中の美食家やVIPがわざわざ訪れる店らしい。
六本木ヒルズにも支店を出しているというから驚きだ。
しかも、なとなく他人な気がしない店名(笑)(わかる人だけわかればよし)
2年ほど前から、ずっと会社のデスクの前に、この店の店名を書いておいてあった。
周りで行ったことのある人の評判は、見事に真っ二つに分かれている。
店は汚いけど、味は絶品派
高い割りにたいしたことない派
こうも評判が分かれると、自分の舌で確かめなきゃ!という気になるもので、事あるごとに「窅家菜」に行きたい!とアピールしてきたけど、なかなか機会がなかった。
そして今日。
ずーーっと前から、いつか行ってみたいと思っていたレストラン「窅家菜」についに行くチャンスが訪れた。
しかも仕事で。ラッキー☆
さて、この店。
北京の胡同(下町の古い町並みが保存されている地区)にあり、看板が出ていない。
たまたま運よく道をよく知ってる運転手だったので、レストラン近くで降ろしてもらえたのですぐに店を発見できた。
目印は「羊房11号」という壁についてる表札のみ。
グレーの壁に白い表札なので、その路の附近にいれば意外と発見しやすいかも。
ほんとにここ?と言いつつ中に入ると、左手に中庭があって、四合院造りの小さなレストランがほんとにあった。世界の首脳陣が訪れたことがあるというレストランにしては、素朴なつくりの小さな店だ。
さて、ここはコース料理しか出さない。
200元〜2000元まであるようだ。
他の方のブログをみると、1000元のコースでは、鮑やら、フカひれやらなまこやら、燕の巣やら、いわゆる高級中華料理がメインで出てくるらしい。
私たちは、一番安い200元のコースを注文。
ただし、焼鴨(あぶるのではなく焼いているので、北京ダックではないらしい。)を、他のメニューに変えてもらうことにした。
麻豆腐や芥沫白菜など、フツーの家庭料理っぽいですが、
一つ一つのお料理の味は、さすがに、世界の美食家たちをうならせただけはあるなーという感じ。
前菜といえども、手を抜いてない。
量はあまり多くないけれど、どれも一口食べて、美味しい!と感じる。
上品な味付けで、脂っこくないのも、外国人が好みそうな感じ。
この窅家菜、オーナーの祖父が西太后の料理を作っていた料理人で、家庭料理担当だったとか。美と健康に配慮した料理を作っていたらしい。
その西太后が食した料理のレシピを、再現しているとのこと。
もちろん、化学調味料は一切使わないのもこだわりのようだ。
桂魚は、臭みもなくパリパリとしていた。
鹿肉の炒め物は、焼鴨の代わりの料理。鹿肉は宮廷料理では、よく出てくる。
牛肉のような味だった。
なすと枝豆の炒め物も素朴な味で美味しい。
量は少なめだけれど、品数が多くて、味もそれなりに美味しかったが、
やはりこれで200元かと思うと、ちょっと高いかな。
世界の美食家やVIPがこぞって訪れるとは思えない…と思いましたが、
良く考えたら、彼らは1000元とか2000元の高いコースを食べているんですね、きっと。200元のコースのはずがない(笑)
もう一度行く機会があるなら、1000元くらいのコースを食べてみたいデス。
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窅家菜(れいかさい)
北京市西城区徳内大街羊房胡同11号
電話:6618-0107
予約必要
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