小野リサ北京公演

北京国家オリンピック体育中心で行なわれた、小野リサの北京公演に行って参りました。
今回は、アジア巡回ツアーのオープニングだったそうです。



友人が手配してくれたので、席は結構良い席だったのですが、
会場自体がボサノバのLIVEを聴くような会場ではなく・・・。
そもそも、ボサノバを体育館でやるなんて、
無理がありすよね。


広すぎて、客席がらがらだったし、ちょっとかわいそうだったなー。
LIVEが始まると同時に、 空いてる高い席に安い席の人たちがみんな大移動。
いやー、びっくりです。


それよりももっと驚いたことが。
私たちは、開演の1時間くらい前に到着したのですが、
そのときに、日本人のおば様軍団がなにやら放牧民のように、
あっちのほうが見えるかしら!といいつつ、少しずつ真ん中の席に、大移動。


いやー、明らかに日本人の太太(奥様)軍団でしたが、
この人たち、中国で暮らしていて感覚がずれちゃったんだなぁと、
唖然としました。


中国人でさえ、開演してから空いてる移動してるのに、
この太太たちは、開演1時間前なのにあっちへフラフラ、こっちへフラフラ。
それも見えやすそうな席を求めて移動してます。
もちろん自由席ではなく、一応、座席決まってるんですよ。


若い子や、子供ならともかく、いい歳した日本人女性が、
「あっちのほうが、見えやすいわよ。その席の人が来たら、どけばいいんだから」と、
席を移ってく様子をみて、なんだか同じ日本人として恥ずかしくなりました。


せめて、暗くなってから移動しろ!!!



それ以外にも、会場は広くてさむいし、
携帯の着信音はがんがんなるし、
子供はうるさいし、
大人も客席でぺちゃくちゃしゃべるから(一応、小声だったけど)、
なんか、ちっともLIVEに集中できませんでした。


ちなみに、小さな子供を連れてきてたのも日本人の方だったんですけどね…。


てかねー、静かに聴けない子供を、
アコースティックライブに連れてくるな!!!
そんなん、常識じゃないんですかね?
って、思っちゃう私は、心が狭いんですかねぇ…。


そんなこんなで、
小野リサはステキな歌声と、ボサノバを聴かせてくれてたのですが、
個人的にはイマイチ、癒されず…。
あっちに、イラっとして、こっちにイラっとしながらのLIVEとなってしまいました。


聴いたことある曲が多かったのは、良かったのですけどね…。


アンコールで、北京に住んでる日本人のためにと、
「ふるさと」を歌ってくれた時は、ちょっと感動しました。
わたし、「ふるさと」って昔から大好きだったので、
あぁ、ボサノババージョンもステキだなーと思って聴いてたのですが、
最後にただのカラオケ状態の中国語の歌「祝福」を歌って、
観客に媚を売ってたのには、興ざめ…。
中国人観客は大合唱して、大喜びでしたけどね…。


小野リサが悪いわけでは全然なかったのですが、
全体的にはあんまり満足できませんでした。


でも、せめてホールでやって欲しかったなー。



ただ、小野リサの声や、ボサノバ自体はとってもステキだと思いました。
寝る前に聴いたら、癒されそうなぁと思ったので、
今度CDかってみまーす。