鳥の巣とレスリング観戦

liyuan2008-08-17


北京はあいにくの雨でした。


女子マラソンが行なわれるというので、鳥の巣のチケットをGET.
まー、安かったので、鳥の巣見学に行こうか…という程度のノリで購入したのですが、
ラソンって朝早いんですよね…(^_^;)
さすがに最初から行く気力はなく、ゴールするであろう時間を目指して鳥の巣へ。


自宅から一番近い地下鉄の駅のホームで、中学時代の恩師と偶然遭遇。
奥様とは20数年ぶりの再会が駅のホーム(笑)
全然面影ないわねーと言われちゃいました…。
奥様は相変わらずお美しかったです。


いざ鳥の巣へ。

鳥の巣に行くには、地下鉄北土城駅から乗り換えていきます。
駅を出て、やたらと歩かされ、オリンピック支線の構内に入る前にはセキュリティチェックがあります。当日の鳥の巣や水立方でやる競技のチケットを持ってないと地下鉄にすら乗れません。
カバンの中の化粧ポーチの中身まで、全てチェックされ、ようやく駅構内へ。
オリンピックセンター駅(奥林匹克中心駅)で降りると思ってましたが、なぜか閉鎖されていて通過。
次のオリンピック公園駅で下車し、そこから誘導にそって鳥の巣へ。



聖火が見えました!
おぉー!
なんだかこの聖火をみて、オリンピックなんだなーと改めて実感。
この聖火を握ってるように撮影するのがはやってるようで(笑)
私の友人も早速チャレンジ(笑)




実際中に入ってみると、思ったよりも小さいなーというのが、実感。
子供の頃に叔父に連れて行ってもらって見に行った、代々木体育場のほうがよっぽど大っきかったなーとつぶやいたら、そりゃあんた自分が成長してるからよ!と友人に冷静に言われました(笑)


しかし、空席が目立つなーと思ってたら、
1位の選手がグラウンドに到着する前にはいつの間にか同じ色のTシャツを来た集団が着席していました??( ̄□ ̄;)!!
これが噂に聞く、しつけられた応援団ですな。
でもちょっとキミが悪かったです。




2位と3位は、中国人選手とエチオピア選手のデッドヒート。
1位の選手がゴールするというのに、観客の目はデッドヒートに釘付け。
ちょっとかわいそうでした。金メダルなのにね。


ニッポンの中村選手のゴールを見届け、
土佐選手の成績が出ないことにおかしいなーといいつつ、
会場を後にしました。帰り道に友人からのメールで、土佐選手がリタイアしたことを知り、
とても残念でした。


伊調選手おめでとう!

午後からは、女子レスリングフリースタイル63キロ級と72キロ級の決勝戦を観戦へ。
席に着いたら、周りは熱狂的な伊調応援団のど真ん中(笑)
必勝鉢巻を頭に巻き、おそろいのTシャツきてました。女性はお着物を着て観戦だったので、もしかしたらご親戚の方だったのかもしれません。
私たちを見て、「日本の方?これで応援してください!」と応援グッズを分けてくださいました。
何も持たずに行った私たちは、その応援グッズで張り切って応援することに(笑)


伊調馨選手の決勝戦は、ルールがよく分からない私たちも大興奮。
金メダルが決まった瞬間は、鳥肌が立ちました。
世界一が決まった瞬間に立ち会えたなんて、すごいことです。


表彰式で、一番高いところに日本選手が立ち、日ノ丸が一番高い位置に掲げられ、
周りの応援団の方たちとみんなで君が代を斉唱したときは、
やっぱり感動しちゃいました。
君が代を声出して歌ったのなんて、中学生の時以来かもしれません…。





金メダルが決まった瞬間、嬉しさのあまりマットの上で泣き崩れた伊調選手。
どうしても勝ちたかった試合だったと、あとで記事を読んで、
またまた感動が倍増です。



浜口選手おめでとう!

その感動の余韻も冷めやらぬうちに、今度は、浜口京子選手の3位決定戦が始まりました。
私はてっきりコーチが、浜口選手の父上であるアニマル浜口氏だと思ってたので、あら、違うのね!?とちょっとがっかり。
「気合ダ〜!」の代わりに「加油(JIA YOU)!!!」と叫ぶと聞いていたんだけどなー。



その浜口選手。
素人の私が見ていても、強い!と思いました。


一方的に攻めまくり、勝ちが決まった瞬間、マットの上に仰向けになって喜びを表現していた浜口選手に、見ているこちらまで嬉しさが伝わってきました。






そして、会場の出口でアニマル浜口が愛娘に向かって
加油!!!」×10連発!
アニマル浜口氏は、熱狂的父として中国のメディアでも取り上げられているようで、
中国人にも人気があるようです。その様子が、大画面で映されました。
あ!来てたんだ!




おー。中国バージョン「加油!!!」×10だーー。すごーい!(笑)
と友人と興奮。
そして、愛娘の活躍を、我が事のように喜んでいる姿をみて、
またまたほほえましく思いました。



あぁ、そうだよ、これがオリンピックだよ。
お祭り騒ぎでいいんだよ。
何色だって、メダルが取れるってことはすごいことなんですよ。



金メダルじゃなければ、メダルじゃないという日本のこの風潮はおかしいと思っていたので、銅メダルを取って素直に喜びを表現している彼女を見て、
あぁ、これが本来あるべきオリンピックの姿なんだよなと思いました。
彼女だって、金を目指していたはずなんです。そのために、苦しい練習に耐え抜いてきたはずなんです。


銅メダルということは、1回負けちゃってるんです。
悔しいはずです。
それでもメダルを取れたことに対してここまで喜びを爆発させている彼女を見て、
こっちまで嬉しくてたまらない気持ちになりました。




表彰式でも、彼女は嬉しさを爆発。
笑顔一杯でメダルを受取り、誇らしげに手を振ってました。


なぜか握手してもらいました。

浜口選手の表彰式の前に、
カメラ小僧と化していた幼稚園時代の幼なじみであるダーシーさんたちの元へ移動。
なかなかよいポジションを陣取り、でっかいカメラで、激写してました(笑)



表彰式の後、かなり近くで浜口選手を目撃。
近くにいたアニマル浜口と京子ママの元へ、客席をよじ登ってやってこようとする浜口選手に、なんだか親子の愛を感じてしまいました。


会場の外に出ようとするアニマル浜口氏が目の前を通過。
大勢の報道陣と取り巻きに囲まれてましたが、
おめでとうございます!!と思わず声を掛けると、
満面の笑みで、ありがとう〜!と握手してくれました!
でっかくてあたたかい手でした。


その後から、京子ママも通過。
これまたおめでとうございます!と声を掛けると、向こうからありがとうございます!!!と手を差し伸べてくださいました。
気さくな方たちですね。


いやー、選手の親と握手したよーという話はよく聞きましたが、
別に選手とじゃなければ握手する意味ないじゃーんなんて思ってましたが、
気持ちわかりました。
喜びを分かち合うというのは、こういうことなんですねー。



会場の外に出たら、アニマル浜口が取り巻きと集会を開いてました。
駆け寄ってその輪に加わるミーハーな私たち(笑)


「次はロンドン行くぞ!」
「気合ダ〜!!!」×10連発!と叫んでました。おぉ、これぞ生気合ダ〜!です(笑)




それにしても、レスリング見に来てる人たちって、ちょっと独特の雰囲気がありますね…
なんというか、プロレスファンの人たちと合い通じる空気を持っていました…。



会場の外で、日テレの羽鳥アナウンサーや、嵐の櫻井君も目撃。
いやー、オリンピック満喫な1日でした。