香港マカオ旅行 3日目 【編集中】

liyuan2008-06-08



本日の天気は、曇り。
今にも降り出しそうなお天気ですが、昨日に比べたら、全然マシです(笑)

故郷、香港。

実は、私は子供の頃香港に住んでいました。
香港を離れてから、行こう行こうと思いつつなかなか行くチャンスがなくて、
20数年も経ってしまいました。


気がついてみたら、香港を離れる時の母の年齢になっており、
なぜか香港にいくなら今年だろうな…と思っていました。
当時の母の目線で、また違う香港が見れるんじゃないかと…。
なので、今回の旅では、どーしても昔住んでいた家とその周辺を見に行きたかったのです。


フツーの人にとっては、面白くもおかしくもないただの住宅街。
Yさんを連れて行くのは、忍びなかったので、1人で行こうと思っていたら、
懐かしがってるりーゆえんを見たいということで、一緒についてきてくれることに(笑)


とりあえずタクシーに乗り、運転手に覚えている地名を伝えました。
意外と、中国語(普通語)が通じるので、便利です。



見覚えのある道に差し掛かり、あぁ、この先を左に曲がると、あの道に出るはずだ…。
二十数年前の記憶が、急によみがえってくることにちょっと驚く。
運転手が、ここが言われた地名だけど、この先はどこに行けばいい?と聞かれ、
とっさに広東語で番地を伝える。驚くYさん。
今、広東語しゃべった?と言われ、いや、覚えてるのはこの言葉だけ…と苦笑する。


でも、懐かしい道を歩いてみたいと思ったので、角を曲がってすぐに車を止めてもらい、
歩いてみるコトに。記憶では、住んでいたマンションまではそんなに遠くないはず。



周りに立ってるマンションは変っているが、曲がりくねった独特の道路は当時のままだ。
ピークトラムが見えてきた。
このトラムを見下ろす場所は、私の記憶の中に鮮明に残っていたのだ。




そして。
ようやく子供の頃暮らしたマンションとの二十数年ぶりのご対面。
すっかりおんぼろマンションになってしまっていたけれど、
まるで私の帰りを待っていてくれたかのように、静かに佇んでいました。




月日は経っていても、めまぐるしく変りゆく街の中で、
変らずにそこにいてくれたことに、ただただ感激し、
次に来る機会があったら、もう建てかえられてるかもしれない。
待っててくれて、ありがとう…そんな気持ちになりました。



せっかくなので、マンションの入口から、テラスのようになっている駐車場まで行ってみる。子供の頃の遊び場だ。
弟たちと、よくこの駐車場でローラースケートをしたり、鬼ごっこをしたり、
駆け回って遊んでいました。


家の周辺も少し散策。
子供の頃、広いと思っていた遊び場が、思ってたよりずーーーっと小さくて、
なんだか不思議な感じでした。


時々夢に出てくる場所は、ここだったんだ…と思う風景が、いくつかあり、
どこだろう?とずっと思ってた謎が解けたりもしました(笑)
子供の頃の記憶って、面白いですね。





私はここで幼少期を過しました。
記憶にある一番初めの風景は、香港であり、
私の性格や人生の基本的な部分はここで形成されてたといっても過言ではありません。
いってみれば、ここが私の故郷であり、原点なんです。


やっと戻ってこれて、なんだかホッとしました。
昨日の激しい雨も、久々に戻ってきた私に対して、
忘れてるのかと思ってたわよ!まったくもう!
なにやってたの今まで!と
怒りながらでも、激しく喜んでくれている、香港なりの激しい歓迎の雨だったのかもしれない…と、今となっては思います(笑)



避けていたわけじゃないけど、
ようやく、本当にようやく再訪することが出来た故郷。
ここからまた、新たな一歩が踏み出せそうな気がしています。



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