広州開平 美食&世界遺産の旅 2日目
2日目。
朝から、車で2時間かけて開平に向かいました。
開平は、2007年に「開平望楼と村落」として、世界遺産に登録されたばかりの新しい観光地です。
開平は海抜が低く河川が網状に流れている。そのため治水に欠陥が発生すると、台風が来るたび水害が発生していた。
それに加えて開平は過去、新会・台山・恩平・新興4県の県境に位置し、「四不管」(誰の管理も行き届かない土地)と言われるほど治安が悪かった。よって清代の初め頃には開平人民はすでに碉楼の建築を開始し、これを水害と防犯に利用していた。
詳しくは、開平の歩き方というHP参照こちら
自力村
ここの村へ行く途中、ここ最近の大雨により、道路がひどい状態になっており、
泥にタイヤが取られ、車がひっくり返るんじゃないかと思うほどでした。
なんとか到着。
駐車場から、徒歩で5〜6分歩くと、望楼がお目見えいたします。
村まではのどかな小路を行くのですが、水田や、フルーツの木などがあります。
道は整備されていました。暑かったけど・・・。
自力村の望楼(右上の写真)
望楼は開平地区に1920〜30年代に建てられた西洋風建築で、以前は3000棟以上あったということだが、現存しているのは1833棟のみとのこと。
中国建築と、西洋建築が見事に融合した建築物として、2007年に、世界遺産に登録された。
たしかに四角い4〜6階建ての建物の上に、西洋のお城のお庭にありそうな洋風東屋(ガゼボ?)が乗っかっており、窓という窓に、頑丈な鉄の雨戸がついており、なんだか実に奇妙な形をしています。
これは、先にも書いたように、水害と強盗から身を守るために作られたものだそうで、この地方は過去「苦力」として数多くの人たちが、外国に出稼ぎに行き、
そこで生き抜き、成功した人たち(多くが華僑となった)が稼いだお金で、建てられたということです。
ただ、その当時の中国は、社会情勢が不安定だったために、
建物は建てたけれども、実際にそこで暮らしている人たちは、少なかったということです。
ここは中に入場することができます。
室内のインテリア(オールドチャイナの雰囲気に合わせて、セピアにしてみました♪)
立園
こちらは、アメリカの華僑 謝さんの邸宅。
かなりきれいにされており、公園のようだったが、
時間の関係で家の中の見学はせずにお庭を散策。
庭園内に引き込まれている川は、香港までつながっており、
そこから外国へ行ってたとのこと。
瑞石楼
かなり迷ってやっとたどり着いた瑞石楼。
普段は公開されていないとのことでしたが、
たまたま春節で家主が戻ってきており、1人20元で入場させてくれました。
ひときわ立派な建物で、上層部のヨーロッパのお城のような雰囲気は、
まるでマリーアントワネットが出て来そうな雰囲気(いいすぎ!?・笑)
「瑞石楼の前にある村とブーゲンビリア」
世界遺産…だけど。
それにしても。
これだけ色々と見てきたけれど、
いまいち感動がないのはなんでだろう。
なぜ客家の土楼が世界遺産に登録されず、
こちらが登録されているのかもいまいち腑に落ちない。
がっかり中国世界遺産の中のワースト3くらいに入っちゃうかなぁ…。
海鮮料理
夕食は、市内でも有名な高級海鮮料理を食べに行きました。
入口にある市場のようなスペースで、自分で食材を選び、
調理の仕方を指示します。
はっきりいって、面倒くさい(笑)
シャコ、ホタテ、鱸の蒸し煮、かに味噌野菜、鮑ご飯等
豪華絢爛。
(店名忘れました…汗)