広州開平 美食&世界遺産の旅 2日目

liyuan2008-04-05


2日目。
朝から、車で2時間かけて開平に向かいました。
開平は、2007年に「開平望楼と村落」として、世界遺産に登録されたばかりの新しい観光地です。

開平は海抜が低く河川が網状に流れている。そのため治水に欠陥が発生すると、台風が来るたび水害が発生していた。
それに加えて開平は過去、新会・台山・恩平・新興4県の県境に位置し、「四不管」(誰の管理も行き届かない土地)と言われるほど治安が悪かった。よって清代の初め頃には開平人民はすでに碉楼の建築を開始し、これを水害と防犯に利用していた。
詳しくは、開平の歩き方というHP参照こちら

自力村

ここの村へ行く途中、ここ最近の大雨により、道路がひどい状態になっており、
泥にタイヤが取られ、車がひっくり返るんじゃないかと思うほどでした。


なんとか到着。
駐車場から、徒歩で5〜6分歩くと、望楼がお目見えいたします。
村まではのどかな小路を行くのですが、水田や、フルーツの木などがあります。
道は整備されていました。暑かったけど・・・。



がちょうの大群。



自力村の望楼(右上の写真)

望楼は開平地区に1920〜30年代に建てられた西洋風建築で、以前は3000棟以上あったということだが、現存しているのは1833棟のみとのこと。
中国建築と、西洋建築が見事に融合した建築物として、2007年に、世界遺産に登録された。

歴史詳細はこちら

たしかに四角い4〜6階建ての建物の上に、西洋のお城のお庭にありそうな洋風東屋(ガゼボ?)が乗っかっており、窓という窓に、頑丈な鉄の雨戸がついており、なんだか実に奇妙な形をしています。


これは、先にも書いたように、水害と強盗から身を守るために作られたものだそうで、この地方は過去「苦力」として数多くの人たちが、外国に出稼ぎに行き、
そこで生き抜き、成功した人たち(多くが華僑となった)が稼いだお金で、建てられたということです。


ただ、その当時の中国は、社会情勢が不安定だったために、
建物は建てたけれども、実際にそこで暮らしている人たちは、少なかったということです。




自力村で一番有名な、鉐石楼。


ここは中に入場することができます。
室内のインテリア(オールドチャイナの雰囲気に合わせて、セピアにしてみました♪)




鉐石楼から見える風景。




「自力村のゴミ箱。分別している。かわいい」





立園

こちらは、アメリカの華僑 謝さんの邸宅。



かなりきれいにされており、公園のようだったが、
時間の関係で家の中の見学はせずにお庭を散策。
庭園内に引き込まれている川は、香港までつながっており、
そこから外国へ行ってたとのこと。



この川は、香港へ続いてるのかぁ…


赤坎鎮(欧陸風景一条街)

南方地方独特の2階のほうが突き出していて、その下がアーケード街のようになっている建物が続く。
人々が今もそこに暮らす感じが、とてもいい。




洗濯物がたくさんぶら下がってるし(笑)





とっても美人の猫を発見。



ちなみこちらは、自力村で気持ちよさそうに
バイクの上で昼寝をしていた猫と、犬。


馬降龍村

90歳のおじいさんが、竹を割って、鶏のカゴを作っていました。
とっても愛想のいいおじいさんで、「ニーハオ!」と声を掛けると、
笑顔で手を振ってくれました。





瑞石楼

かなり迷ってやっとたどり着いた瑞石楼。
普段は公開されていないとのことでしたが、
たまたま春節で家主が戻ってきており、1人20元で入場させてくれました。

ひときわ立派な建物で、上層部のヨーロッパのお城のような雰囲気は、
まるでマリーアントワネットが出て来そうな雰囲気(いいすぎ!?・笑)





「瑞石楼の2つ隣の望楼」



「瑞石楼の前にある村とブーゲンビリア



「迷ってる時に瑞石楼と間違えた望楼」




世界遺産…だけど。

それにしても。
これだけ色々と見てきたけれど、
いまいち感動がないのはなんでだろう。


なぜ客家の土楼が世界遺産に登録されず、
こちらが登録されているのかもいまいち腑に落ちない。


がっかり中国世界遺産の中のワースト3くらいに入っちゃうかなぁ…。

海鮮料理

夕食は、市内でも有名な高級海鮮料理を食べに行きました。
入口にある市場のようなスペースで、自分で食材を選び、
調理の仕方を指示します。



はっきりいって、面倒くさい(笑)
シャコ、ホタテ、鱸の蒸し煮、かに味噌野菜、鮑ご飯等
豪華絢爛。

でも、お味は、期待してたほどではなかったかなぁ。


(店名忘れました…汗)

電車BAR

沙面に、古い車両が置いてあるレストランを発見。
食後にみんなで1杯だけ飲みに行きました。
オリエンタル急行の食堂車みたい?!



車輪の陰に、またまた猫発見!