広州開平 美食&世界遺産の旅1日目

liyuan2008-04-04


旅人:6人
行き先:広州/開平 2泊3日
旅行期間:2008年4月4日〜6日


中国は、今年から清明節(qing ming jie:せいめいせつ)が公休日となり、3連休でした。
清明節は、祖先のお墓参りをして、墓を掃除する日で、日本でいうお盆のようなものでしょうか。
沖縄では、「しーみー」と言って、同じくお墓参りをして、親戚一同お墓で食事をするんだと、沖縄出身の同僚が教えてくれました。沖縄文化って、本当に中国の文化に似ているなぁ。


出発の1週間前になって、バタバタと見積りを取り、手配を依頼し・・・と、
かなりバタバタな準備となりましたが、なんとか飛行機の予約もとれ、
出発できることと相成りました。


北京空港の新ターミナルで、友人たちと合流。
液体物の機内持ち込みが制限されており、かなり厳しいチェックを受ける。


新ターミナルは広くて、ゲートまでかなり歩きました・・・。
飛行機好きのM姐は、チェックインの時点から、窓側の席を強くリクエスト(笑)
飛行機に乗ってからも、我々が乗ったA330の特長について、レクチャーされる。
そして、窓から見える飛行機たちに、大興奮。
聞いてもいないのに、全ての機体の特長を事細かに、教えてくれた(笑)
でも…、覚えられませんから…。

雨女伝説再び!?

さて。
天気予報では、晴れ!だったはずだが広州に到着してみると、どんよりの曇り。
高湿度の空気が、まとわりつく。
あらら…。やってしまいましたねー。
再び、パワー発揮中ですよ。
天気予報を覆しての、曇り。
我ながら、悲しくなります。
ま、降ってないことがせめてもの救いですな。

食は広州にあり!

到着して、すぐに昼食のレストランに移動。
事前に、旅行社の方からおいしいとお勧めされていた、
流花湖公園にある白宮(ホワイトハウス)、 唐苑酒家へ。


飲茶を食す。
地元のお客様で大人気のこのお店、
店員の態度はあまりよくはなく、
普通語もいまいち通じませんでしたが、
ガイドさんの手伝いもありなんとか注文できました。
飲茶のメニューは、写真がないので、中国語もしくは英語が出来る人がいないと、
注文しづらいかもしれません。


私たちは、大根餅、叉焼包(チャーシューマン)、シュウマイ、蒸海老餃子、
湯葉まき、フカひれスープ餃子、石焼フカひれスープ、骨付カルビ炒め、
レタス炒飯、キャベツ炒め等を注文。
そして、お茶は、鉄観音。やっぱ飲茶は、ビールよりお茶ですよ、お茶。
というか、すでに冷房が入っており、我々は凍えていたので、
ビールを飲む気分にならなかったのですけどね。
それにしても広東人は、人と暑さを感じるレベルが違うのでしょうか・・・。








うぅ〜、全部美味しかった♪
大根餅、また食べたいよぉ。
本場で頂く、飲茶はなんておいしいのでしょう。


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唐苑酒家
広州市人民北路流花湖公園北門
電話:020-3623-6993
http://www.gztangyuan.com/
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西漢南越王墓博物館

さて、お腹もいっぱいになったところで、広州市内観光です。
まずは、西漢南越王墓博物館へ。


実は、博物館なんて見ても面白くないだろう…と思っていました。
なので、中に、王墓の石室があるなんてことも、知らずに行きました。
完全なリサーチ不足です。



最初に、15分ほどの日本語によるVTRを見たあと、実際に見学。
王墓の石室は、1983年に住宅を建てようと丘を崩していたら、硬い岩盤に突き当たり、発見されたのだそうです。



中からは2200年前の埋蔵品が、たくさん出土し、それらが博物館に展示されているので、かなり見ごたえがあります。



中でも、ガイドブック等にもよく載っている
「絲縷玉衣」(1191枚の玉片と赤いシルクの糸で作られた衣装で、墓に埋葬されていた王が全身この衣装で覆われていたらしい)が、一番有名とのこと。


ガイドさんが展示品の一つ一つを丁寧に説明してくれていましたが、
お腹がいっぱいになり、眠くなってきて、みんなの耳にはあまり届いていない様子でした(笑)って、私が一番、眠いと連発していましたが。


光孝寺

ようやく、博物館の見学を終え、お次は 一眼レフ持参の通称カメラ小僧のO氏が観光を強く希望した、光孝寺へ。
ここは、広州で一番大きい仏教寺院とのことで、ちょうど清明節にあたるこの日は、
若者から老人までたくさんの方が参拝に訪れていました。



達磨大師が掘ったとされる井戸が、境内のはじっこにひっそりとありました。





こちらは菩提樹と東鉄塔。
時間がないと急かしつつも、この菩提樹と鉄塔だけは写真におさめてくださいと、ガイドさん(笑)


陳氏書院

そして、まーーーったく期待していなかったのに、行ってみたらかなり見ごたえがあってびっくりしたのが、陳氏書院。
こちらは、広州近辺に暮らす「陳家」一族が、お金を出し合って作った「族祠」と、宿泊施設だとのこと。
1894年に完成。


まず、屋根の陶器の装飾品に目を奪われます。
一体何のために、こんなところにこんな飾りをする必要があるのだろう…と思いつつも、シャッターを切りました。
扉や、壁にも素晴らしい彫刻がなされており、当時の豪族の生活ぶりや、財力をうかがい知ることができます。






院内のお部屋は、ほとんどお土産物屋さんになってたのが、ちょっと残念でしたけど。

勝利賓館

今回の旅行では、私にはどうしても譲れないポイントがありました。
それは、宿泊ホテル。


広州には、有名な外資系のホテルもたくさんあるけれど、
私は旧租界地である沙面にあるホテルにどうしても宿泊したかったのです。
古い洋館が建ち並ぶ、沙面エリアをゆったりと散策したいというのが、その理由。
沙面にあるホテルに宿泊していれば、わざわざ散策のために、移動をしなくてよいし、早朝でも夕方でもいつでも気軽に散策が出来ると思ったからです。


というわけで、4星の勝利賓館に宿泊。
旧館のほうでしたが、窓が小さかったけど、部屋自体は清潔で、良い感じでした。
ま、高級感はないけど、不快感もなく、
しいて言えば、水周りは多少シャワーが使いにくいとか、水が流れにくい・・・等の不満はあるけれど、ま、それはどこに泊まってもほぼ同じだしね。
タオルが一枚一枚ビニールに入っていて、良い匂いがしたのが気に入りました。



お昼がゆっくりめだったので、夕食まで一度ホテルにチェックインして、1時間くらい休憩。
その間に、カメラ小僧のO氏と、Sちゃんとさっそく沙面散策へ繰り出しました。

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勝利賓館 4星
廣州市沙面北街53号
電話:020-81216688
http://www.vhotel.com
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広州酒家

広州三大酒家の1つで、伝統的な広州料理が食べられるということで、
ガイドさんが紹介してくれたお店で、夕食を取りました。


広州の代表的な料理といえば、「子豚の丸焼き(化皮乳猪)」です。
さすがに6人で一匹は多いので、半分にしてもらいました。


昼間の飲茶が美味しすぎたせいか、期待が大きすぎたせいか、
ちょっと拍子抜けなお味でした。

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広州酒家
広州市文昌南路2号
電話:020-8138-0388
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双皮奶(shuag pi nai)ミルクプリン

さて、今回の同行者は、それぞれこだわりをもっていましたが、
他の何はなくてもこの店だけにはどーーしても行きたいと言い張っていたのは、
スィーツ大好き同僚のO君。
夕食を終え、ガイドさんに無理やり頼んで、連れて行ってもらうことに。
ただし、駐車スペースがないので、帰りは自力でホテルまで戻らなくてはなりません。


とにもかくにも、若者でにぎわう商店街の一角にある「南信」というミルクプリンの店に行ってきました。


このお店、小さい店ですが、夜9時を過ぎてるのに若者で満席。
運よく席に座れ、早速、ミルクプリンを注文。
胡麻味のと、マンゴー味のをそれぞれ注文。
胡麻味のものは、冷たいものは売り切れだったので、暖かいものに。
暖かいミルクプリンって、ちょっと想像できません。


そして。
私は、他のテーブルの若者たちがほとんど麺を食べていて、もしかしたら、昔香港で食べた味かもしれない!と、上湯蝦子麺を注文。


ワクワクして待つこと、数分。
ミルクプリンと麺が出てきました。





!!!



想像していた麺とちがーーーう。
私は、スープに入った麺を想像していたのですが、
なんとスープと麺がバラバラに出てきました…(T_T)


そう。
よくよく考えてみれば。
「上湯」と書いてあったので、気がつくべきでした…。


がっかりしつつも、とりあえず麺とスープを食べてみたら…。
あぁ、そうだよ、この味だよ。なつかしーー。
でも、スープに入ってたよ…とつぶやいていたら、
M姐、じゃあ一緒にすれば良いじゃん。とスープの中に、麺を入れちゃいました(笑)



ま、何だかんだいいつつ、懐かしくておいしい味でしたが、
たぶん私が本当に食べたかった味は、ワンタン麺だったんだろうなぁと、
店を出るときに入口近くのテーブルで食べてる人を見て思いました。


ミルクプリンは、あまーーくて、全部は食べ切れませんでしたが、
思ったよりは濃厚で美味しかったですよ。
暖かい胡麻味のミルクプリンも想像以上に美味でした。


お腹も心も大満足だったので、
みんなで運動がてら、広州の町をフラフラと歩きながら、ホテルまで戻りました。

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南信
廣州市第十甫路47号
電話:020-81389904
営業時間:10:00〜23:00
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