マイナーな観光地巡り
北京に3年もいるが、行った事無い観光地がまだまだたくさんある。
そこで、会社の社長と行ってみよう!というとになった。
目的地は、「白塔寺」「歴代帝王廟」「月壇公園」「大観園」とラーメン屋「えるびす」。
どれも、名前は知ってるし、近くを通ったことはあるけど、行ったことは無いというところばかり。
日本人の観光ツアーでは、ほとんど行程に入っていないと思う。
タクシーを飛ばして、「白塔寺」を目指すが、運転手は知らない様子。
何とか近くまでたどり着いたら、先に「歴代帝王廟」が目に入ったので、
タクシーを降りて、歴代帝王廟を見学。
明代に建てられた歴代皇帝や功臣を祭る廟。
三皇五帝のほか、歴代皇帝188人の位牌が祭られている。
また、関羽は、皇帝にはなっていないが、特別に関帝廟を設けて単独で祀られている。
入場料20元もとられたけど、どーってことはなかった…。
歴史好きな人には、たまらないと書いてあったけど、
おもちゃみたいな歴代皇帝の位牌が並んでいるだけだし。
その後5分ほど歩いて、白塔寺(妙応寺)へ。
1096年に仏舎利塔として、建立。元代に改修工事を行ない、現在の大きな白い塔が建てられた。
当時の皇室のチベット仏教の活動の中心地だった。
見ごたえはあるけど、雍和宮のほうが、生きてる寺の荘厳さが伝わってくる。
塔には登れないが、周りを1周出来る。同僚は左回りで回ろうとして、寺の人に怒られたようだ(笑)
白塔寺の正門を出て左側に、高級レストラン「廣融慧公館」があった。
社長が誰かから聞いたとおっしゃってたので、見学へ。
「レストラン入口前 赤い壁が美しい」
思いもかけず、中国的な庭園のあるステキなレストランだった。
広東料理がメインのコース料理しかなく、一番安いコースで500元・・・。
夜は、1〜2日前までに予約をしないと、満席になることが多いとのこと・・・。
金融街が近いから、ビジネス利用が多いのかしら。
一度でいいから、食べてみたいもんだ。
さすがにランチに500元も出せないので、予定通りラーメン屋「えるびす」へ。
オープンしたと聞いてから、ずっと行ってみたかったラーメン屋「えるびす」。
でも思いのほか遠くて、なかなかチャンスがなかった。
今回は、西側に行くので、コレはチャーンス!と社長が「ラーメン・・・!?」と渋っているにも関わらず、独断でコースに組み込みました(笑)
だって、どーしても食べてみたかったんだもの。
えるびすのラーメンは、賛否両論あるが、
とんこつスープがちょっと苦手なワタクシとしては、
ここのラーメンはあっさりしていて、美味しかった。
来来軒や瓦屋よりも個人的には好き。
でも遠いのが玉に瑕・・・。
東側でもお店やってくれないかしら・・・。
ランチの後は、えるびすのすぐ目の前にある、リッツカールトンホテルに食後のコーヒーをのみに行ってみることに。HTLチェックを兼ねて。
こういうところが旅行屋っぽい。
移動しようとしたら、大雨が降ってきた。
雨の中をダッシュでホテルへ移動。
ロビーラウンジで、コーヒーを飲んで雨宿り。
ケーキ、美味しくなかった・・・(T_T)
しばらくしたら、雨がやんだので月壇公園へ。
故宮を中心に、日壇公園(東)、月壇公園(西)、天壇公園(南)、地壇公園(北)がある。「壇」とは、皇帝の祈祷場で、昔は「皇帝の庭」と言われていた。
天壇公園は、世界遺産に指定されているので日本にいる方も北京旅行をされたかたなら、ご存知の方も多いと思う。
地檀公園は春節に大きな廟会と呼ばれる縁日があるので、北京在住の人なら知らない人はいない。
日壇公園は、大使館外のそばにあるので、レストランがたくさんあるので、こちらも東側住人なら知らない人はいない。
一番マイナーなのが、月壇だ・・・。
私は、たまたま留学していた大学のすぐ近くあったので、存在は知っていた。
でも、行ったことはなかった。
というか、行きたいとすら思わなかった・・・。
だって何も無いって聞いてたし・・・。ガイドブックにすら載ってないし・・・。
テレビ塔が立っていた…。
貴重な遺跡に、テレビ塔を立ててしまうなんて、なんて浅はかな・・・とつぶやいたら、同僚が一言。
「すごいねー。
昔はこの場所で月の神様と交信したんでしょー。
その場所にテレビ塔がたってるということは、
今も昔もこの場所は、電波がよく飛ぶということですよね。」と。
あなたのそのどこまでも潔いポジティブ思考に、参りました…。
結局、大観園に行く元気はなくなり、
首都大博物館見学に行くという社長と、月壇公園の前で解散。
大観園はまた次回、行く機会があれば…。(なさそうだけど…)
個人的には、えるびすのラーメンが美味しかったので、満足な半日観光でした。