プチ中国語会話レッスン

帰りのタクシーの運転手さんは、久々によくしゃべる運転手さんで、
某日系の自動車メーカーに20年も勤めていたようで、私が日本人とわかると、
さっそく知ってる日本語の単語を並べてくれました(笑)
普段はあまり運転手と積極的に会話はしないほうなのですが、この日は運転手が親日的だったのもあり、なんとなく会話が弾んだのです。


最近、あまり運転手に話しかけられることも少なくなってたので、久々にプチ会話レッスンでした。タクシーで行き先を行ったり、レストランで注文したりする時以外は、ほとんど中国語を使わないので、あっという間に中国語力が低下中。
自信のあったヒアリング力も、日に日に衰えていっています…。


そんな中で、なぜか中国の教育事情について熱く語る運転手との会話は、私にとっては学校に通ってた時以来の集中力を発揮しないとついていけません(笑)
今時の中国の子供たちは、習い事や勉強ばかりで疲れているんだよ。日本はどうなの?とか、中国の教育の仕方は詰め込み式だから、自分で考える力が育たない。
だから、立派な社員にはなれても、リーダーとしての人材はなかなか育たないんだよ。
それに町のレストランを見てごらん。広東料理が流行った時は、どこもかしこも広東料理を出して、水煮魚が流行れば、レストランの特色に関わらず、水煮魚を出す。
レストランの美味い不味いは別の次元の話として、こういう風に右にならえ的な発想しか生まれないんだ。自分たちの特色を出そうとか、自分たちオリジナルの料理を出そうだなんて誰も考えないんだよ。
そう思わないかい?君はどう思う?と。


低下した中国語力を久々にフル回転させたので、タクシーがマンションについた時は、ぐったりでした(^_^;)
でも、わからない単語が出てきてその単語を繰り返して言うと、必ずわかり安い単語に言い換えてくれたり、聞き取り安いようにゆっくり話してくれたり、外国人と話す事になれた人だなと感じました。


タクシーの運転手には、とかく警戒心を持って接することが多いのですが、
久々に楽しい乗車時間でした。
プチ会話レッスン、たまには良いもんだな。