The Regent Beijigng(北京麗晶酒店)

liyuan2007-04-26


北京の繁華街「王府井」に、また新しいホテルがグランドオープンしました。
The Regent Beijigng(北京麗晶酒店)です。


招待状を頂いたので、その開業パーティに行って参りました。
ドレスコードが「正装」と書いてあったので、タキシード?!イブニングドレス?と慌てましたが、ホテルのセールスの人に確認したら、ビジネススーツでよいとの事。
ビックリさせるなよぉ(>_<)
まぁ中国では結婚披露宴でもジーンズとかできちゃうから、正装って書いておかないとダメなんだろうな。


夕方のラッシュに巻き込まれ、途中でタクシーを乗り捨て地下鉄で移動するも、結局15分も遅刻。着席式のパーティで遅れたら大変…と青くなってましたが自由席だったので、悪目立ちはせず一安心。
先に到着していた、社長が席を確保してくれてました。
申し訳ないです…。


久々に、洋食のフルコースをいただきました。
蟹にフォアグラに、フカひれに、ステーキにデザートプレート。


こんな贅沢なお食事は、結婚披露宴以外ではなかなかいただけません。
どれも美味しくて、ほっぺたが落ちそうでした。
特にピスタチオのアイスとチョコレートのデザートが美味しかった♪


祝辞や挨拶のあと、中国版祝い太鼓で、開業セレモニーを盛り上げます。
このあたりが中国らしい演出ですが、今回は女性のきれいどころが中国独特の柄が入った衣装を着て、大勢で太鼓を叩いていました。太鼓の力強さよりも、見た目なんでしょうね。バチが蛍光色に光ってましたよ…。


その後は、マイケルジャクソンの歌の先生というボビー・テーラー氏のミニコンサートがありました。
実際、会場に来ているゲストのほとんどは「あんた誰?」という反応だったと思います…。先生と言うだけあって、やはり声も歌も素晴らしかったし、おっされ〜なジャズバーのような雰囲気になったんですけどね。



でも、その後に登場した中国の有名な俳優さんの時は、やっぱり会場の反応が全然違いました。
彼が中国の演歌ちっくな歌を3曲ほど朗々と歌い上ると、アンコールが!
アンコールには西遊記のテーマソングを歌ったようですが、会場は割れんばかりの拍手でした。同じテーブルにいた方たちも「素晴らしい!」と連発。
せっかくボビーがおっされ〜な雰囲気にしてくれたのに、台無しです(笑)


俳優にしては歌が上手いねと同僚が言うので、日本だってマツケンが歌ってんじゃん!と言ったら納得してました(笑)



隣の席の方に、あの方は有名な方なんですか?と聞くと、
西遊記という人気ドラマに出ていた人で、一番偉い人の役をやってたんですよ。えっと名前はなんだっけな…。中国では子供から老人まで彼のことを知らない人はいないというくらい、有名な人なんだけど。名前は…たしか遅刻の遅とかく人です。」と。
西遊記の一番偉い人とは、お釈迦様かね?三蔵法師かね?と内心思いましたが、初対面の方だったので、それ以上は聞けず。


帰ってからインターネットで調べました。
遅重瑞という方で、20年前に中央電視台が製作したドラマ『西遊記』の三蔵法師を演じた方のようです。



会社のスタッフに聞いてみたら、みんな知っていました。
「知ってますよ。西遊記でお坊さんの役やった人でしょ?」と誰に聞いても同じ答えが返ってきました。本当に有名な人だったんですね。
日本でいう寅さんみたいな存在の方なのかもしれません。


ちなみに、日本では三蔵法師の役は女性が演じていますが、中国では男性が演じます。
まあ、三蔵法師を女性が演じること自体中国人からしてみたら???なことなんでしょうけど。


帰り際に近くでお会いしましたが、頭もツルツルでしたが、肌もツルツルで、意外とカッコイイおじ様でした。聞くところによると、リージェントホテルのオーナー、マダムチェンのだんな様なんだそうです。
マダムチェンは、いかにもお金持ちの女社長!という感じの方でしたが、髪型がアフロだったので、ちょっとビックリしました。
ホテルの女性オーナーで、だんな様が俳優なんて、一体どんな生活をしているのか、1日でいいから体験してみたいものです。


ホテル自体は、ロビーとバンケットしか見ていませんが、
落ち着いた雰囲気だったので、今度王府井に行くことがあれば、お茶をしに行って見ようと思います。
それにしても、ピスタチオアイスとチョコは本当に美味しかったです。