最後の晩餐

liyuan2007-03-29


今日、いつもの飲み仲間の一人が帰国しました。
昨日は、「最後の晩餐」と称して、「松伸」で最後の送別会をしました。
日本に帰るのに、最後に日本食が食べたいなんて(笑)


連日の送別会で疲れた顔をしていた友人におかまいなしに、結局、朝方までみんなで荷造りを邪魔してました。
っていうか、譲ってもらう電化製品などを引き取りに行っただけなのに、翌日帰る人とは思えない部屋の散らかり具合に、みんな唖然として、片づけをし始めた…って感じでしたが(笑)


でもホントは、みんな口には出さなかったけど、離れがたかったのかもしれません。


残る側は、同じ風景のなかから、その人がいなくなってしまうから寂しくてたまらないけど、
旅立つ側は新しい生活への不安とか期待などが心を占めいて、正直そんなに寂しさを感じてる余裕はないものなんですよね。
だから、なるべくいつもと変わらず楽しく過ごそうと心がけていました。


マンションの外まで見送りに出てくれた友人とまた明日も会うかのように、「じゃあねー!」とお別れをして、少しだけ白み始めた北京の街をタクシーで自宅に戻りながら、もういつものメンツ全員そろって飲んだり遊んだりすることはできないんだと思ったら、急に言い知れぬ寂しさに襲われて、見慣れた景色がちょっとにじんで見えました。



友達が帰国するのを送り出すのは、海外に住んでる者の宿命だから避けられないことだけど、やっぱり何度経験してもこの寂しさだけは、耐え難いものですね。