成都/楽山/峨眉山とパンダの旅 3日目
いよいよ峨眉山観光。
峨眉山は、仏教四大名山*1の1つに数えられる聖地で、世界遺産に登録されています。
標高は3099m。
仙人が住むもといわれており、私たちが訪れた日も、濃霧でいかにも仙人が出てきそうな雰囲気でした。
しかしホント、天気にたたられることが多い私としては、またか…とガックリ。
しかも予想だにしていなかったのですが、なんと雪が残っており、滑り止めがないと登れない。
「こんな状態。ちなみに、往路は写真を撮る余裕もなかったため、これは帰りに取った写真」
私のそこの磨り減ったスニーカーでは、まともに一歩も前に進めない状態・・・。
降りてきた人から、半額で簡易スパイクをGETし、装着し、ようやく歩けるように。
まだ到着したばかりだというのに、すでに泣きそうです。
凍った雪道をあるくのは、学生時代に札幌で転んで尾てい骨を強打して以来、
トラウマになっており、怖気づいて腰が引けてしまう。
手すりがあるところはまだいいけれど、ないところはそれこそ、一歩づつ
一歩づつ歩みを進めていく羽目に。
しかも、滑り止めの紐が切れて、歩きにくく、半べそ状態。
見かねたガイドさんに手を引かれ、老人になった気分でした(^_^;)
ようやく到着した先は、ロープウェー乗り場。
上を見上げると、激しい濃霧で何も見えない。
こんなに苦労して登ってきたのに、張家界の二の舞だったら、暴れてやる…とブツブツ文句を言いながら、混雑したロープウェーに乗車。
しばらくすると、分厚い雲の層を抜け、ぱーっと明るい世界に抜け出しました。
さっきまでの悪天候がウソのような、素晴らしいお天気。
ロープウェーが到着した場所は、標高3077m地点である金頂のすぐ近く。
少し歩くと、華蔵寺があり、人々はそこに参拝をする。
修復したばかりなのか、やたらと金色が目立ち、ちょっと作り物っぽい感じがしないでもないですが、そこから見える景色はまさに絶景。
眼下に雲海が広がり、目の前は透き通った青空。
山々には雪が残り、お寺の金色の屋根が太陽で輝き、
・・・それはまさに神秘的で息を呑む光景でした。
ふわふわの雲の上に大の字でジャンプしたら、キモチよさそうだなぁ…と錯覚するくらいでした。
ロープウェーで下ると、再び濃霧で閉ざされた世界。
視界がさらに悪くなっていました。
しかも、凍った山道のくだりは、想像を絶する怖さです(>_<)
死ぬ思いで、ようやく下山。
一気に緊張が解け、ぐったり。