観劇してきました。

liyuan2007-01-25



いつも飲んでるメンバーで、たまには飲み以外の文化的活動もしよう!ということで、北京展覧館で行われた「千手観音ショー」を観に行きました。


中国障害者芸術団が行っている舞台で、目や耳の不自由な方が、歌や踊り、楽器の演奏などがあり、世界的にも評価の高い舞台なのだそうです。
日本でもテレビ番組で紹介されていたようで、割と知ってる人が多いようです。


開演予定時間ぴったりに、ショーが始まりました。
何よりも一番感激したのが、メインの「千手観音」でした。
耳の不自由な人たちによる、一糸乱れぬ動きで見事な千手観音となっていました。
私たちには音楽は聞こえるけれど、彼女たちは音が聞こえないので、手前で音楽にあわせて合図を送っている人や、お互いの息遣いなどで、タイミングを取っているようです。本当に素晴らしかった。


他の演目は、ちょっと文化祭チックなところもあったけれど、なかなか素晴らしかったです。
外国人を意識した選曲で、海外公演で絶賛されているというのも納得です。


舞台は素晴らしかったのですが、観客のマナーは最悪。
後ろの席の人が、ずーーーーーっとしゃべっていて、うるさいッ!!!


せめて演目が始まったら、黙ってくれよぉぉ。
しかも、中途半端に中国語が聞き取れたりするもんだから、
なにしゃべってるのか分かってしまうので、イライライライラ。


「あら。何かしら。あ!チョウチョよ。あれは手でやってるのね。」
「手の踊りだなぁ。蛍光塗料がついている手袋つけてるんだよ。ほら。手袋つけてるだろ?」


とか。


「あら。白人がいるわ。彼女も目が不自由なのね」


「お、これは目が不自由な人が演奏していて、こっちで京劇やってる人は、耳が聞こえないのよ。」


つーか。


お前ら、自宅でテレビ観てんじゃないんだから、静かにしろよ!!!!
と怒鳴ってやりたい気持ちを、必死で抑えました…(>_<)


そのほかにも、平気でショーの途中で携帯は鳴ってるし、ありない。
この国では、そういうマナーを教える人は居ないのか!?
チケットの料金はかなり高いので、それなりにお金があってそれなりの暮らしをしている人だとは思いますが、全然マナーがなっていない。
舞台は素晴らしかっただけに、ホントそれだけが残念でした…。


でも、仕事帰りに舞台を見にいくなんて、北京に来てからは初めてだったので、
なかなかよい気分転換になりました。