月餅攻撃

中国にも日本のお歳暮のような習慣があります。
「中秋節*1」にあわせて、月餅を取引先やお世話になった方に送るのです。

今年は、10月6日が中秋節にあたります。
なので、今が月餅配り時期のピーク時です。
うちも社員が月餅配りをしています。
そして、毎日４〜５箱の月餅がわが社にも続々と届けられます。
会社の空きデスクの上には、「これって、嫌がらせですか！？」ってくらいの各種の月餅が載せられています。軽くお店が開けそうな勢いです…。
あと数日もすると、これが半強制的(!)に、社員に分配されるのです…。

各レストラン、各ホテルともにこの時期はオリジナルの月餅を売り出して、し烈な月餅商戦を繰り広げています。
その中の一つ、小龍包で有名な「鼎●豊」の月餅が、超高級素材を使っているということで、興味津々。
この月餅、4個セットで、288元（約4030円）!!!!
1個72元（約1000円）って…　��(￣□￣；)！！
超高いっす！

お月様に見立てたアヒルの卵の黄身が2個も入っていると最高級ランクらしいです。
てか、このアヒルの卵の黄身、私個人は大嫌いなのでむしろ安くていいから入ってない方が嬉しいのですが(笑)

で、この4個セットのうちの一つが下記のもの。

仏跳牆(fo tiao qiang:ぶっちょうしょう）)*2の月餅…仏跳牆とは高級食材を煮込んだ福建省の名物料理で鼎●豊ではフカヒレ、アワビ、ナマコなどと数十種類の食材を合わせて、絶品の月餅を作り上げました。
↑
鼎●豊のセールスの人からのメールの転写。

こりゃー、喰ってみたいぜ。ってことで、社長に切り分けるように指示されたので、さっそく切って、スタッフに配る。
月餅が入ってる箱もとても立派。あまりにも立派なので、空箱を一つ頂くことに。おうちで、小物入れにしよーっと。

肝心のお味ですが、なんか妙に海鮮の匂いがしました。
月餅なのに、海鮮の味っていうのが変な感じです。
よく噛むと、鮑の味がしますが、同僚はスルメみたいな味…とズバッと切り捨て。
確かに、なんだか微妙…。
話のタネには、なりますが…。
努力しましたで賞！って感じでしょうか。

この先、毎日4箱くらい月餅が届くことが予想され、ダイエッターには厳しい季節となります(笑)

*1:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%A4%85

*2:仏も壁を乗り越えてくるほど美味しいスープという意味らしい