雨の月曜日

liyuan2006-07-24



北京は2日続けて夕方に雷雨です。
雨が降るのは仕方ないにしても、通勤時に重なるのだけは止めていただきたい・・・。
道は川のようになるし、タクシーは全然捕まらないし、最悪なんです。


今日も、夕方から降り出した雨の勢いがおさまらず、ちょうど退勤時と重なった。
案の定、全然タクシーは停まっていない。
こりゃ、少し会社に残って様子を見たほうがいいなぁと思って、会社で1時間ほど時間を潰していたが、同僚が帰るというので一緒に出ることにした。
会社にあった共用の折り畳み傘が一本だけあったので、それを持って出た。


会社のビルの玄関には、タクシー待ちの大行列が出来ていた。
しばらく待ってもタクシーは1台も入ってこない。
こりゃ、ダメだ。
反対車線のタクシーを狙おう!と同僚が言うので、雨の中に突撃。
雨が降るとすぐに道路が河のようになる。歩道もでこぼこしているのですぐに大きな水溜りが出来る。気をつけていないと、革靴がおじゃんだ。


なんとか、屋根のあるバス停までたどり着いたが、空車は一台も走っていない(>_<)
5分ほど待つと、バスがやってきた。
バスに詳しい同僚が、このバスはウチの近くまで行くというので、バスで帰ることにした。


夏の、雨の日の、冷房の効いていない、そこそこ混んでいるバス。


剣道をやったことのある人は、使い込んだ面や小手が発するあの臭いと言ったら、お分かりいただけるだろうか?
そうでなければ、梅雨時の体育館の倉庫にあるマットの臭い。


鼻をつく臭いに、倒れそうになりました。
まだすし詰め状態じゃなかったことだけが救いだった。
雨による大渋滞で、ちっともバスは進まない。
イライラしながら30分ほど。
なんとか目的のバス停まで到着した。


ここからが、さらに最悪だった。
我が家の周りは、今地下鉄工事のために、あちらこちらで道路を掘り起こしており、
歩道も土がむき出しの状態になっている。
晴れてる日でも、歩きづらいのに、雨でドロドロのぐちゃぐちゃになっている(ToT)/~~~
自宅近くのバス停と言っても、雨の中足元も悪く10分くらいかかる道程を、泣きそうになりながら、やっとの思いでアパートに到着。


部屋の近くまで来た時に、なんか目の前をしずくが落ちた気がした。


ん?!


気のせいかと思ったけど、また落ちた。
雨漏りだ!
なんと私の部屋のまん前の廊下の電気のところから、ポタポタと水が漏っている。


慌てて、部屋の中を調べるが、とりあえず部屋の中は無事そう。
大雨が降ると天井を打つ雨音が聞こえていたので、雨漏りするんじゃないかと心配していた。
部屋の中じゃなくて良かった…。
そう思いながら、アパートの門番に雨漏りしてることを告げた。


しばらくして、修理のおじさんがやってきた。
「あぁ、雨漏りだねぇ。この電気のところから漏っているよ。」
と、見れば3歳の子供にだってわかるような事を言ってるので、内心ムカッとしながらも、
「私の部屋は大丈夫だよね?」と聞くと、
「たぶん大丈夫」と言って、おじさんは何かを取りに行った。


とりあえず雨でドロドロになってたので、シャワーを浴びて再びドアを覗くと、もうおじさんの姿はなかった。
代わりに置いてあったのが、上の写真のブツです。



��( ̄□ ̄;)!!



どうやらおじさんは、バケツを取りに行ってバケツを廊下のど真ん中に置いて帰ったようだ。
修理した様子は、皆無。
ってゆーか、せめてもう少しキレイなバケツはなかったのかな(ーー゛)


雨漏りしていた附近の天井は、水でふにゃふにゃになってる。


ホテル式サービスを売りにしているはずの、アパートなのに。
あまりにもどうどうとバケツがおいてあったので、雨漏りの対応としては、間違ってない気もしないでもないような気にさせられてしまいました・・・_| ̄|○


もし部屋の中で雨漏りが起きても、同じようにバケツを置いていくのだろうか!?
そんな事されたら、私は一気に大噴火してたことでしょう(^_^;
ありえん!!


バケツが部屋の前にぽつんと置かれている様子は、なんだか中国にいることを妙に実感していまい、なんだかものすごく日本が恋しくなった。