雲南の旅③〜麗江編〜

liyuan2006-01-29



ホテルを朝9時に出発。
今日はガイドさんなしで、麗江までの約200kmを車で移動。2時間半くらいのドライブです。
運転手は、私が中国語を多少話せると知り、何かと声を掛けてくれるのだけど、話が続かず…。途中から、運転手はどこかに電話を掛け始め、大理に到着するまでほぼずっと電話をしていました。怖いっちゅーの!


そして、道中トイレ休憩を兼ねて、お土産物屋さんへ。
てか、昨日と同じ玉の店。もう買わないってば!
しかし、今日は旧正月の元旦(初一:chu yi)なので、客を連れて行くだけで、50元もらえたとドライバーさんは嬉しそうに報告してくれました…。


予定より少し早く麗江*1に到着。
今日は、麗江古城内の「古城客桟3星ホテル」に泊まるので、まずチェックイン。
白族の家*2をホテルに改装したところで、3星とはいえユースに毛が生えたような感じ。
しかし、古城内散策するにはもって来いの場所なので、結果的にはここのホテルにして正解だった。


昼食をとった後、いよいよ四方街(麗江古城)の散策。
旧市街地と聞いていたので、古い民家が立ち並ぶ町を想像していたのですが、かなり観光地化されていてびっくりしました。
古い民家を改築し、お土産屋さんがずらーーっと立ち並び、カフェ街までできている。
まるで、テーマパークにいるかのようです。少数民族が暮らす町なんじゃないのーー!?
ってかなりびっくりしました。

「メインの大通り。両側には店舗が立ち並ぶ」



「ちょっと小道に入った感じ。ナシ族の民族衣装を着たおばあさんの後ろ姿」



「青空と白い壁のコントラストがステキです。屋根の上の飾りもかわいい」



ちなみに、麗江古城で多いものベスト3は、「客桟(ユースホステル)」「橋」「おみやげ物屋(銀製品の店)」だそうです。
本当に、どこの小道に入っても、客桟がありました。


これじゃあ平遥のほうがずっと味わいがあって、いいじゃないか!と内心がっかりでした。
ちなみに。平遥は城壁で囲まれた古い町ですが、麗江は城壁がありません。
なぜかというと、明の時代にこの地域を支配した木氏土司*3は、自分の名前が「木」だから町を城壁で囲ってしまうと「困」になってしまい縁起が悪いと考え、城壁を築かなかったためだと言われているそうです。(地球の歩き方より)
なかなか面白いエピソードです。





「百歳坊銀器店…看板の漢字の上の白い絵はトンパ文字*4です。」
とりあえず、四方街という中心の広場に行き、一番有名だという銀製品のお店を覗いてみることに。
思ったより安いです。ここで、ペンダントヘッドや腕輪を購入しました。



そして、よくガイドブックなどでみる灰色の屋根がズラーッと連なってるところが観たいと言って、古城の西南の端にある獅子山の上にある「萬古楼」へ。
5階くらいの塔が建っていて、その上からの見晴らしは絶景です。


「新市街と玉龍雪山」

「旧市街」



ちなみに、この塔に登らなくても、屋根が連なる様子は見れます。(右上の写真)
どちらかというと、登らない方が迫力があってよい感じです。




「三眼井*5


以前、NHKの「世界ふれあい街歩き*6」という番組で、麗江を紹介していた時に、この三眼井を見て、ぜひ実際に見てみたかったので、ガイドさんにお願いして連れて行ってもらいました。ちなみに、麗江古城内には、この三眼井は3箇所あるそうで、その全てを訪ね歩きました!


歩きまわったので、お茶したいと言ったら、お茶屋さん(試飲付)に連れて行かれました_| ̄|○
いや、間違ってはいないけど…。美味しいプーアル茶を頂きましたが、結局購入はしませんでした。
夕食は、前日までと似たようなメニューで飽きてしまい、ほとんど食べず。
一旦宿に戻り、ガイドさんと別れた後に、友人と二人で夜の古城を散策することに。


「夜の麗江古城。店先の提燈に灯が灯り、家自体もライトアップされていて幻想的です。」


フラフラと横道に入ってあるいていたら、黄山公園にたどり着きました。
ライトアップされた古城は幻想的で美しい。
またこの日は、旧正月の元日でしたので、打ち上げ花火が上がっていました。



夜の散策の後は、雑誌などでも度々紹介されている、「SAKURA CAFE」でブレイク。
夕食が美味しくなかったのと、中華以外のものが食べたくなっていたので、ここで、アイスコーヒーとオーストラリアピザ(?)を注文。


店内のBGMのボリュームがあまりにも大きくて、不快指数が上がりまくりでしたが、
ピザは美味しかった!中華三昧だったので、ホッとする味です。


それにしても、午後からずーーっと歩きっぱなし。
しかも古城内は石畳なので、結構足首と膝に来ました…。


【今日のお土産】

「百歳坊で買ったシルバーアクセサリー」


明日は、玉龍雪山と、束河古城です。

*1:雲南省の高原地帯に位置し、市区の標高は2400m

*2:三方一照壁…白族の伝統建築。2階建ての母屋とその両側にも家屋を立て、母屋の正面=東側に白い照壁を作る。

*3:土司(どし)…元、明、清時代に、中国の西南地区少数民族の首長で、世襲の官職を与えられた者〈中日辞典/小学館より〉

*4:ナシ族特有の絵文字

*5:さんがんじん…水路の上流から、3つの小さな貯水池があり、上から、飲用水、真ん中が野菜など食料を洗う用、3つ目が洗濯用の池だそうです。生活の知恵ですね

*6:http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/detail/deai/050705.html