ホットジンジャーコーラ


北京に戻った瞬間、風邪をひいてしまいました。
かなりの鼻声です。
今日は、取引先との新年会兼忘年会でした。中国では春節旧正月)を祝うので、今が忘年会シーズンなんです。
風邪をひいていた私に、みんなが暖かい酒を飲めと勧める。身体を冷やしてはいけないと。
本当は、白酒が一番だけど、日本料理屋なので、熱燗でもOKとか…。
しかし、日本酒を飲みたい気分ではなかったので、飲まずにいたら、そうだ!と言って、彼らが店の人になにやら注文している。しばらくして出てきたのは…。

「ホットジンジャーコーラー」でした。
中国の民間療法!?で、風邪にとても効くのだそうだ。
ただコーラを温めて、そこに千切りの生姜を入れただけ。
新年会に参加していた中国の方たちは、みなすごく効くから飲みなさい!と口々に言う。



ちなみに、中国ではコーラ以外にもオレンジジュースも温めて飲みます…。
日本でもやるのかな?
すごく微妙そうなんだけど、意外と旨いとお酒の飲めない上司はご満悦でした。


で、ホットジンジャーコーラーですが、いらないと言ったけど、私のためにわざわざ頼んでくれた好意をムゲにすることもできないので、ためしに一口飲んでみることに。
うーん、思ったよりは飲める!炭酸が抜けて、甘ったるいコーラに生姜の味が効いていて、
冬にひどく疲れた時に、飲むと温まって疲れが取れそうな感じです。

しかし、わざわざ家で作りたいとは思わないけど…。
でも、ダレがこんな飲み方を考えたんだろう?
中国以外でもやるのかなぁ?


ちなみに、ビールも暖めて飲む地方があるそうです。
絶対まずい!と思う…。
でも最近、常温の冷えてないビールが呑めるようになってしまった自分がちょっと怖い…。


特に冬場は、安いレストランに行くと、ほぼビールは冷えていない。
中国人は冷たい物を飲む習慣がつい最近までなかったのです。だから、高級レストランに行ってビールを注文しても必ず「常温か、冷えたものか」を聞かれます。
冷えたビールを頼んで、店にない時は、氷を入れるか?とも聞かれます。
ビールに氷は入れないと思うけど…。
そうこうして、ぬるいビールを飲んでいるうちに、常温ビールでも違和感なく飲めるようになってしまったのです…。


現地化して来てる!?