裁判所からの連絡

今日、会社に朝陽裁判所から私宛に電話が掛かってきた。びっくりしたのは、取り次いだスタッフ。
「あの〜、liyuanさん、裁判所から電話ですが…」


裁判所?
誰かに訴えられるような事をしでかした記憶もないし、なんだ?一瞬焦ったけど、すぐにピンと来た。盗まれた財布の件だ!



実は、今年の2月にホテル内のレストランで食事中に、財布を盗まれたのだ。
こちらに来てちょうど気の緩みが出た時期だったのだろう。ダウンジャケットのポケットに財布を入れてしまい、そのまま椅子の背に掛けた状態で食事をしていたら、会計時には無くなっていた。運悪く、財布の中に外国人居留証を入れていたので、その手続きに、公安(警察)に2度も行って、中国語で事情聴取を受けたり、大変な思いをしたのだった。
後日捕まった犯人はレストランの従業員だった。数日後に、同じように犯行を繰り返し、発覚したとホテルの保安官が言っていた。


私の場合、たまたま所持金は少なかったので、現金に関しては、諦めもついたのだけど、父が買ってくれた財布だったので、とにかく居留証と財布を返して欲しいと訴えたのだった。

その後、2回ほど財布が見つかったから、確認しに来て欲しいと言われ、警察まで行ったけど、私のものは見つからず。
きっと今頃、どこかで売られてしまったのだろう。



今日の電話は、弁償の話だった。
中国語で会話をするのが面倒くさかったので、スタッフに代わりに話を聞いてもらった。

何をどう計算したのかわからないけど、620元(日本円で8900円位)を、弁償するから、明日取りに来いと言ってるらしい。
お金なんていいから、財布を返して欲しいのに…と思ったけど、よく考えたら、日本で財布をなくしても現金なんて絶対返ってこないから、まだいい方なのかな。

とにかく、明日裁判所へ行って、弁償金をもらってきます。