中国の節句「小年」

今日は旧暦の12月23日。

「小年」といって、中国の人たちにとっては、[火土]王爺(zao wang ye)というかまど神を祭る節句です。
同僚が、今日は「小年」だ。というので、何それ?と聞いたら、
詳しく調べて教えてくれました。


春節(大年)前の小年に、かまどの神様が天に帰り、一家の1年の状況を天帝に報告するのだそうです。
そして、その報告により、次の1年の生活水準を天帝が決めるということなので、人々は大掃除をして、かまどの神を祭り、神様が天帝に甘い言葉(良いこと)しか言わないように、甘いものをお供えするのだそうですよ。


かまどの神様以外にも、神様たちは小年に天に戻り、
さまざまな報告をするのだそうです。


「え?じゃあ小年から春節までの間は、人間界には神様が不在になるってこと??それってちょっと怖いね」と言ったら、

別の同僚が、
「日本でも日本中の神々が出雲大社に集まる月があって、その月を、神無月って言うじゃん。でも、出雲地方は神様がたくさん集まってくるから、神有月っていうんだよ。」と豆知識を披露。


中国人スタッフより、あたしのほうが、
「えぇぇぇ!そうなんだ!知らんかったーー」と感心してしまいました。




ちなみに、南方は明日が「小年」なんだそうです。