『ラストプレゼント-娘と生きる最後の夏』


ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏 DVD-BOX

主演:天海祐希佐々木蔵之介永作博美要潤 etc
主題歌:「僕が一番欲しかったもの」槙原敬之


買ってからしばらくずっと観る気がしないまま置きっぱなしだった。
なんだか重たいストーリを観る元気が無かったからだ。
案の定、涙なしでは見ることが出来なかった。
健康だけが取り柄で、自分勝手で我ままな女性が、ある日突然末期がんを宣告される。


どんな気持ちなんだろう。
でも、私はドラマの中の天海祐希演じる明日香のようには、生きられない気がした。
余命を宣告されて、周りに黙って自分の中だけにとどめていることは出来ない気がする。
そこが現実とドラマの中の世界との違いなのかもしれないけれど…。


最後のほうは、もう涙なしでは見られず、ずっと泣きっ放しで観たけれど、一番泣けたのは、医者にお願いがあると言って食事に出かけたシーン。
たぶん、他のみんなは私を忘れても、世の中に一人くらいは私のことを忘れないで欲しいということが言いたかったのだと思うけど、セリフとしては出てこない。
あるエピソードを通して、彼女は医者の中に、自分が残ったことを知り、「もうお願いは聞いてもらいました…」と泣きながら言うだけ。
観ていて溢れる涙を抑えることが出来ませんでした。