カナス湖視察

liyuan2005-09-05


ウルムチ出張の合間に、カナス湖の視察に行ってきた。
ウルムチからアルタイまで飛行機で移動するが、機材変更のため約2時間ディレイ。


朝早くおきて空港に移動したのに飛行機の出発が遅れたので、同行してくれた現地旅行社のXさんはご機嫌斜め(笑)
登場ゲートにいた係員の女の子に怒鳴り散らしてる人がいるなぁと思ったら、なんとXさんだった…(>_<)
文句言ってもムダだから、座って待ってましょうよ…とも言えず。
思わず他人の振りして、そ知らぬ顔をして様子を伺ってた(笑)


飛行機の窓からの景色は、見渡す限りの大自然

茶色い岩山と平原が見えるだけ。
なんだかとんでもないところに来てしまったかも…とちょっと不安になった頃に、なんとかアルタイ空港に到着。
想像以上に小さい空港で、びっくり。


現地の中国語ガイドが迎えにきてくれていた。
彼女は中国語しか話せないので、もちろん観光案内は全て中国語。
同行のXさんは、日本語堪能な方ですが、どうやら朝の一件で、お疲れのご様子で、ガイドに「彼女は中国語がとても上手だから、中国語で案内して問題ないよ!」と言ったっきり、寝てしまった(+o+)
というわけで、車で1時間半かけてブルチンへ移動している間、私は中国語で案内を聞く羽目に。
固有名詞は、お手上げ。適当にへぇとかほぉとかうなずいていたが…。
かなり疲れた・・・。


ブルチンで昼食をとったら、カナス湖まで約3時間かけて移動。
途中、トイレ休憩を兼ねて阿貢蓋堤草原遊牧文化生態園を見学する。
ここには、石人、パオ、民族舞踊、乗馬等有が展示されていて、遊牧民の生活を体験できます。自然を満喫と言ったところだろうか。


車窓からの景色が、素晴らしい!
本当に遊牧生活を送っているカザフ族のパオや、放牧している羊たちの群が大自然の中に溶け込んでいる。


ちなみにカナス湖は、モンゴル語で、美しい神秘の地という意味で、新疆ウイグル自治区の最北端にあるブルチン県にあるアルタイ山脈の山奥に佇む淡水湖。
カナス湖周辺は、自然保護区として保護されており、その面積は5588k㎡に及び、南シベリア系の貴重な動植物が分布しているそうだ。
また、モンゴル、カザフスタン、ロシアの国境と接しています。


ブルチンから、小さな山をいくつも越えて、ようやくカナス湖自然保護地区の入口に到着。
アルタイ空港からは実に4時間半。
カナス河のほとりで放牧されている羊の群がいた。


入口から、湖畔までは本当はエコバスに乗るらしいが、運転手がどう交渉したのかわからないけど、自分たちの車でそのままいけることに。


「カナス湖畔に立つ、スイス風のコテージ」


カナス湖到着後、ボートにて遊覧。
料金は一人100元とかなりお高い。
しかも、モーターボートだし・・・。


スピード感があって、気持ちはよかったけど、これは、老人には無理。
湖の中ほどで、ボートを停めて撮影タイム。
湖上から眺める、両岸の山のなんと美しいこと。
自然に包まれて、ゆったりとした気持ちになる。
早いところは、黄葉が始まってた。


と、自然に浸っていたら、再びエンジン開始。も
のすごい勢いで、岸まで戻って行った・・・。
情緒もへったくれもなし(+o+)


ボートのあとは、トワ人の冬の民家訪問。
トワ人は、中国ではまだ独立した民族としては認められていないが、モンゴル族系の一派なのだそうだ。
カナス湖周辺に、このトワ人の暮らす村がある。
その村の民家の中でトワ人より、トワ人の伝統文化、生活様式、食生活の紹介があり、トワ人の娘による伝統舞踊、青年による伝統楽器の演奏等をみることが出来る。しかし、当然ですがここでも中国語のみの説明だった。



ホテルに向かう途中で、月亮湾、臥龍湾にて写真撮影。
カナス湖の紹介では必ずここが紹介される場所だ。
この日は、乳白色の湖面は、まるでバスクリン入れたみたい…。

「月亮湾」



臥龍湾」



宿泊は、鴻福生態度假酒店という新しく出来たホテル。
ただし、浴室はシャワーのみ。バスタオルすらついておらず…。
とにかく移動と中国語ばかりで、とても疲れていたので、夕食後のショーを見た後は、倒れこむように眠りについた。

「鴻福生態度假酒店の客室棟と馬」


「ホテルで毎晩行なわれている民俗ショー」