ハルピン旅行③

ハルピン氷祭り


【最終日】

チェックアウトをすませて、ロビーに集合。
集合時間を15分ほど過ぎてるのに、まだ出発できない…。
子供がいると予定通りにならないもんだ。


今日は、もう一つの氷祭り会場へ。
こちらの規模は、昨夜のものより小さい。
世界各国の有志の氷の彫刻が展示してあった。


そして、公園の奥にでっかい韓国風のお城が。(右上の写真)
普通に登れるところが、すごい。
子供たちは、楽しそうにその中でツルツル滑って遊んでいた。

見ている私は、転んで怪我をしないかとヒヤヒヤものだったけど、ガキンチョたちはそんなことお構いなしだ。
回廊も氷で作ってあり、私はその氷の回廊を歩くだけでもおっかなびっくり。
腰が引けてしまった。
どうも、学生時代をすごした札幌で、嫌というほど雪道で転んだ経験が、トラウマとなっているらしい。

この公園にも、氷の大きなすべり台があった!高さが10mくらいあっただろうか。
子供たちは大はしゃぎだ。何度も何度も滑っては、また階段を登り、また滑ってと繰り返していた。


大人も滑っていた…。

私は、あまりの高さと、急なカーブに、重さでスピードがついて、曲がりきれなくなって落ちたら大変!と思い、滑らなかった。

ここで、予定外に30分以上も時間を費やしてしまった。
はしゃぐ子供らを襟首を捕まえるようにして、なんとか滑り台から離れることに成功。


公園を出たら、私たちのバスの前にタクシーが異常に近づいて停まっている。
運転手がなにやら怒っている様子だ。
良く見たら、タクシーがスリップして停まりきれずにバスにぶつかったらしい。


事故じゃ〜ん!!



こっちのバスは停まっていたので、完全に向こうが悪いらしい。
バスには、タクシーの塗料がちょっぴり付着していた。


あーらら…。


危ないと思ったよ。
だって、フツーにみんなタイヤをキュルキュル言わせてるんだもん…。
1年の半分は冬である北国で、しかもやたら坂道が多いのに、チェーンや冬タイヤがないなんて、ありえないし。
ハルピンでチェーンを安く売ったら、ヒットするかもしれないなー。


それにしても、みんながバスに乗っている時の事故じゃなくて良かった。小さい子供もいるのに、怪我をしたら大変だ。

昼食は、東北地方名物の水餃子だった。
値段も安く、味もまぁまぁ。これでもかというほど量が出てきた。
変なツアーメニューを食べるより、よっぽど美味しい。




というわけで、ハルピン市内観光の全ての行程を終了。空港へ向かう。


空港で、社長がキャビアを発見。
昨日スーパーで見た物より、安い。しかも値引きしてさらに安くなったというのだ。
みんなで社長が買ったというところで、大量買いをし、社長より10元安く手に入れた。
社長がちょっとムッとしていた…。ごめんなさい^^;


ハルピン名物、白酒入りチョコレートも購入。


嬉々として、登場口に向かった。
登場口前に売店があったので、絶対高いだろうと思って、のぞいたら…。
なんと、私たちが買った値段よりさらに安く売っていた…。


脱力…。


みんなで社長の機嫌をこれ以上損ねないように、内緒にしておこうと決めた。


定刻どおり、無事北京に戻る。


1月の北京も、かなり寒い。
かなり寒いが、ハルピンから戻った私たちには、暖かいと感じた。
毛糸の帽子もいらないし、空港からバスに乗るほんの5分くらいの間に、手袋をしなくても耐えられる寒さだ。

人生であんな寒さを経験したのは初めてだったけど、思い切って行って良かった。
でも、もう一回真冬のハルピンに行くか?って聞かれたら、
行かない!って即答するだろうけど…。
だって、痛いくらい寒いんだもん…。