初釜

空気がきーんと冷え切った北京の冬。
久々に空気が澄んでいて、真っ青な冬の空。
素晴らしい冬晴れとなったこの日、
ゴルフの練習をお休みして、茶道のお教室の行事、
初釜に参加しました。


初釜は茶道界では、新年の一番神聖な行事なのだそうです。
お着物でいらしている方もたくさんいて、
なんだかとても緊張しました。


お昼前に席入をして、夕方5時ごろまで…。
ご挨拶の後、
点心とお酒を頂き、
お菓子を頂き中立。


その後、再び席入をして、
先生のお点前で、お濃茶を頂きました。
お濃茶なんて飲んだことないので、
ドロドロしていてびっくり。


その後、先輩方が花月の見本を見せてくださり、
皆で花月をやりました。


私たちのような初心者でも楽しめるように…と、
先生方が特別に考案してくださった方法で、
「盆略点前」で花月の真似事をやりました。



それにしてもまだ完治していない足に、長時間の正座は辛すぎ…(>_<)
しかも反対の足の脛も、前の晩にこむら返りで痛めてしまい、
どっちの足に体重を乗せても痛い…という最悪な状態だったので、
終った時は心底ホッとしました。


長い時間ずっと緊張していたせいか、夕方家に帰ったら疲れがどっと出ました。


夜、月を見上げたら、三日月。
あぁ、花月の札にあった月と同じだ〜と思って観ていたら、
一緒にお茶をやっている友人も同じ事を思っていたようです。
2人で月を見上げながら、緊張から解放された安堵感に包まれていました。


それはそれは澄んだ冬の夜空にプラチナのように輝く、細く美しい三日月でした。